豊中市と北摂の高校13校について、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)の2026年度入試(2026年3月卒業生)の進学者数を中心にまとめました。対象は、豊中市の府立高校4校(豊中・桜塚・刀根山・千里青雲)と私立高校4校(履正社・箕面自由学園・大商学園・梅花)、近隣の府立高校4校(池田・箕面・北千里・茨木)、私立の関西大倉高校です。
この記事で「進学者数」と「実数」を重視する理由:学校が発表する「合格者数」は、多くの場合延べ数です。1人の生徒が同じ大学の3学部に受かると「3名」と数えるため、実際に受かった人数や入学した人数より大きくなります。そこでこの記事では、実際に入学した人数(進学者数)と受かった人の数(実数)を中心に比べ、延べの合格者数は参考として小さく載せています。
このページの内容:現役進学者数ランキング|合格者数から見た実情|ポイント|見るときの注意
関関同立 現役進学者数ランキング(2026年度入試)
関関同立はほぼ全校で現役生の数字がそろうため、現役進学者数で並べています。学校資料のある高校は、大学通信の数字と一致することを確認しています。「卒業生100人あたりが多い順」を押すと、学校の規模をならした順番に並べ替えられます。
| 高校 | 現役進学者数 合計 | 卒業生 100人あたり | 2025年 現役進学 | 前年差 | 関西大 | 関西学院大 | 同志社大 | 立命館大 | 合格者数 合計 | 合格÷進学 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 箕面高校府立|現役の進学・合格(学校資料) | 123名 | 35.4名 | 117名37.7% | +6 | 62合格179 | 37合格110 | 10合格19 | 14合格46 | 354名 | 2.9倍 |
| 池田高校府立|現役の進学・実数・延べ(学校資料) | 115名 | 32.4名 | 掲載なし | — | 48実数88・合格183 | 27実数44・合格82 | 19実数30・合格52 | 21実数30・合格53 | 370名 | 3.2倍 |
| 関西大倉高校私立|進学は大学通信(現役)、合格は学校公表(現役内数) | 113名 | 21.7名 | 92名22.0% | +21 | 32合格126 | 23合格90 | 22合格65 | 36合格158 | 439名 | 3.9倍 |
| 桜塚高校府立|現役の進学・合格(学校資料) | 94名 | 27.3名 | 101名32.3% | -7 | 55合格115 | 19合格38 | 10合格18 | 10合格13 | 184名 | 2.0倍 |
| 豊中高校府立|現役の進学・実数・延べ(学校資料) | 91名 | 26.0名 | 111名31.9% | -20 | 14実数68・合格108 | 21実数61・合格115 | 18実数61・合格94 | 38実数96・合格172 | 489名 | 5.4倍 |
| 北千里高校府立|進学・合格(学校資料・延べ) | 87名 | 28.7名 | 掲載なし | — | 43合格120 | 19合格33 | 6合格12 | 19合格53 | 218名 | 2.5倍 |
| 履正社高校私立|進学は大学通信、合格は学校公表(既卒を含む可能性あり) | 60名 | 9.3名 | 50名11.3% | +10 | 19合格51 | 24合格88 | 12合格28 | 5合格44 | 211名 | 3.5倍 |
| 茨木高校府立|進学は大学通信(現役)、合格は学校資料(現役・延べ) | 56名 | 17.7名 | 69名19.2% | -13 | 3合格72 | 7合格82 | 13合格124 | 33合格237 | 515名 | 9.2倍 |
| 箕面自由学園高校私立|進学は大学通信、合格は学校公表(現役のみ) | 51名 | 16.4名 | 120名14.9%・※ | -69※ | 19合格50 | 11合格29 | 11合格38 | 10合格18 | 135名 | 2.6倍 |
| 刀根山高校府立|進学は大学通信、合格は学校資料(現役・延べ) | 39名 | 11.6名 | 39名11.5% | ±0 | 33合格69 | 0合格1 | 1合格6 | 5合格11 | 87名 | 2.2倍 |
| 千里青雲高校府立|進学・合格(学校公表) | 27名 | 11.7名 | 21名9.2% | +6 | 19合格41 | 2合格6 | 1合格3 | 5合格19 | 69名 | 2.6倍 |
| 大商学園高校私立|進学は大学通信、合格は学校公表(既卒を含む可能性あり) | 26名 | 6.8名 | 11名3.0% | +15 | 14合格17 | 5合格8 | 2合格2 | 5合格6 | 33名 | 1.3倍 |
| 梅花高校私立|進学は大学通信(合格者数は未確認) | 20名 | 8.5名 | 掲載なし | — | 11 | 5 | 2 | 2 | — | — |
100人あたりが少ない多い|スマホでは表を横にスクロールできます
※「2025年 現役進学」は大学通信オンライン「2025関関同立現役進学者数【近畿】」(2025年8月26日現在判明分)による現役進学者数と進学率(卒業生に占める割合)、「前年差」は2026年との差です。池田・北千里・梅花高校は2025年の表に掲載がありません。※箕面自由学園高校は2025年の卒業生数が806名、2026年が311名と大きく異なり、集計の対象が変わっている可能性があるため、前年差は参考としてください。
※大きい数字が現役進学者数、小さい数字が「実数(合格した人の数)」と「合格(延べ合格者数)」です。延べ合格者数は、1人が複数の大学・学部に受かるとその数だけ数えます。「合格÷進学」は、進学者1人あたり何件の合格があったかを表し、豊中英語塾が計算したものです。「—」は資料で確認できなかったことを表し、0名とは限りません。
合格者数と進学者数から見た実情
「合格者数」と「進学者数」を並べると、学校ごとの実情が見えてきます。豊中高校と池田高校は延べ数・実数・進学者数がすべてそろうので、これを物差しにして、合格者数しか公表していない学校の実際を推定しました。
| 高校 | 現役の延べ合格 | 現役の実数 | 現役進学 | 延べ÷実数 | 実数÷進学 |
|---|---|---|---|---|---|
| 豊中高校 | 489名 | 286名 | 91名 | 1.7倍 | 3.1倍 |
| 池田高校 | 370名 | 192名 | 115名 | 1.9倍 | 1.7倍 |
※豊中英語塾が各校の進路資料から計算。豊中高校は国公立大学に進む生徒が多いため、関関同立に受かっても進学しない人が多く「実数÷進学」が大きくなります。
- 延べ合格者数は、実際に受かった人数の約1.7〜1.9倍です(豊中・池田高校)。つまり「関関同立に200名合格」という発表は、実際に受かった人ではおよそ105〜120名程度と考えられます。
- 茨木高校は現役の延べ合格者が515名(立命館大237名・同志社大124名など)と13校で最も多い一方、現役で進学したのは56名で、合格÷進学は9.2倍です。学校資料では既卒生を含めても79名です。大阪大学に80名、京都大学に27名が進学する学校なので、関関同立は豊中高校と同じく「併願先」になっています。
- 関西大倉高校は現役の合格者439名に対して、現役進学者は113名(合格÷進学=3.9倍)。延べ÷実数を1.7〜1.9倍とすると、実際に受かった現役生はおよそ230〜260名と推定されます。卒業生521名に対する現役進学者の割合は21.7%で、人数では13校中3位、割合では桜塚高校(27.3%)と豊中高校(26.0%)の次です。
- 履正社高校は合格者数211名に対し、現役進学者は60名(合格÷進学=3.5倍)。実際に受かった人はおよそ110〜125名と推定されます。卒業生648名に対する現役進学者の割合は9.3%で、箕面高校(35.4%)・池田高校(32.4%)・桜塚高校(27.3%)を大きく下回ります。合格者数の大きさは、卒業生が多いことと、1人で複数の学部に合格する生徒が多いことによると考えられます。
- 箕面自由学園高校は合格者数200名のうち65名が過年度生(浪人生)で、現役の合格者数は135名です。現役進学者は51名(合格÷進学=2.6倍)で、実際に受かった現役生はおよそ70〜80名と推定されます。現役進学率は16.4%です。
- 大商学園高校は合格33名に対して進学26名(1.3倍)と、合格がほぼそのまま進学につながっています。指定校推薦などで1校だけ受けて進学する生徒が多いと考えられます。
2026年度のポイント
- 現役進学者数が最も多いのは箕面高校(123名、卒業生の35.4%)。次いで池田高校(115名)、関西大倉高校(113名)、桜塚高校(94名)、豊中高校(91名)、北千里高校(87名)です。
- 2025年との比較では、関西大倉高校(92→113名、+21)、大商学園高校(11→26名、+15)、履正社高校(50→60名、+10)が増え、豊中高校(111→91名、−20)、茨木高校(69→56名、−13)、桜塚高校(101→94名、−7)は減りました。公立の豊中・茨木・桜塚高校で減り、私立の関西大倉・履正社・大商学園高校で増えた形です。2026年度は関西大学の全学日程1で合格最低点が上がっており(法学部 276点→283点、商学部 285点→295点など)、その影響も考えられます。
- 豊中高校と茨木高校は延べ合格者数が多い一方(現役で489名・515名)、進学者数は91名・56名にとどまります。国公立大学に進む生徒が多く、関関同立は併願先になっていることが数字に表れています。
- 進学先の大学にも学校の特色が出ています。豊中・茨木・関西大倉高校は立命館大学、履正社高校は関西学院大学、箕面・池田・桜塚・北千里・刀根山・千里青雲高校は関西大学への進学が最も多くなっています。
- 合格者数だけを見ると、私立高校や上位校の実績は大きく見えがちです。志望校選びでは進学者数と卒業生数もあわせて確認しましょう。
見るときの注意
- 進学者数・実数・延べ合格者数のどれを公表しているかは学校によって違います。高校名の下の注記を確認してください。
- 「—」は資料で確認できなかったことを表します。0名とは限りません。梅花高校は、学校が公表している大学別の数字を確認できませんでした(大学通信の関関同立の進学者数のみ掲載)。
- 大学通信の数字は、アンケートに回答のあった高校の現役進学者数です。北千里高校は大学通信の調査に載っていないため、学校資料の数字のみです。
- 数字は2026年10月時点で確認できたものです。最新の情報は各高校の公表資料で確認してください。
出典
- 豊中・池田・箕面・北千里・桜塚・刀根山高校:各校が発行した2026年度の進路資料(豊中英語塾調べ)
- 茨木高校:進路状況(直近の入試結果・令和8年4月)
- 千里青雲高校:17期卒業生 全進路結果
- 関西大倉高校:大学合格状況(2026年度入試)
- 履正社高校:進路実績(2026年5月時点)
- 箕面自由学園高校:進路実績(2026年4月末時点判明分)
- 大商学園高校:教育・進学・学校案内2027「合格実績」
- 現役進学者数:大学通信オンライン「2026年関関同立現役進学者数【近畿】」、大学通信オンライン「2026年難関10国立大現役進学者数【近畿】」(2026年7月31日現在判明分)、大学通信オンライン「2025関関同立現役進学者数【近畿】」(2025年8月26日現在判明分)
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