多くの受験生は、「どの参考書をやればいいの?」「どんな勉強法で勉強すればいいの?」といった目の前の勉強をどうすればいいのかということばかりを悩んでいます。

どんな勉強法が正解なのか?

世の中にはいろんな勉強法が存在します。科学的根拠がある暗記法、根性論な勉強法。しかし、勉強法の中で確実に言える事は、「受かる勉強法」が一番大切だと言うことです。

受かる勉強法とは、試験日当日に合格点を超える為にする勉強です。
合格してきた先輩たちの多くは、目の前の勉強ばかりにとらわれません。合格した先輩が大切にするのは、「本番でどの科目で何点をとるのか?」「本番の試験ではどのような問題が出題されるのか?」といった試験当日のことに思考をめぐらせます。

多くの受験生の勉強スタイルが”足し算的な勉強法”なのに対して、合格した先輩は”逆算的な勉強法”で受験勉強を乗り越えています。

“足し算的な勉強法”で勉強してしまっている人は、学校の宿題や「この勉強もやったほうがいいよ」というアドバイスに振り回されてしまって、むだな勉強が増えてしまいます。

勉強において「やったほうがいい勉強」というのは無限にあります。英単語も10000個覚えたほうが”いい”に決っているし、時事問題に詳しくなるために新聞を読んだほうが”いい”に決まっています。”足し算的な勉強”をしてしまっている人は、この”やったほうがいい勉強”に振り回されてしまうのです。

“やったほうがいい勉強”に振り回されてはいけません。なぜなら、受験勉強の時間は有限だからです。「”やったほうがいい勉強”ではなくて、”やらなければならない勉強”」に集中していくことが大切なのです。

世の中でよくいわれている”やったほうがいい勉強”には具体的に以下のようなものがあります。

【”やったほうがいい勉強”の具体例】
(1)時事問題の対策をするために、新聞を読む
(2)英語に親しみを持つために、英字新聞や英語小説を読む
(3)不必要に単語帳を何冊もする。

これらの勉強は、たしかにやらないよりはやったほうがいい勉強ですが、勉強時間がかかる割に成績アップを臨めません。

では、”やったほうがいい勉強”に振り回されるのではなく、”やらなければならない勉強”に集中するには、どのように考えていけばいいのでしょうか。

それでは、どのようにして【逆算的な勉強】をしていくのか?