永い間ブログを休んでしまって、すみません。
前回からの続きで、センター試験がどう変わる?の話を続けて行こうと思います。
今回は主にセンター試験の作り方を説明しています。それでは、第二回のインタビューの話です
「問題作成と問題チェックの機能を分けて委員会を設置します。問題のバランスをとる為です。委員の任期は2年で一斉に入れかわるのではなく、1年ずつずらしています。これまでの蓄積をうまく伝承しつつ新しいことに取り組んでいけるように配慮しています。あとは、大学入試の基礎力をしっかり問う所は受け継ぎながら、問題の場面設定に必要な題材としては新しいものを常に探していく。そのあたりは作問を担う先生とよく話し合いをさせてもらいます」
新テストでより問われることとなる「判断力、思考力、表現力」というのは、なかなか定義しづらく測定がむずかしそうな気も。公正に問えるものなんでしょうか?
「そうですね。ただセンターの作問方針って、当然のことながら高校のカリキュラムや授業と連動しているんです。高校での授業や教科書は、学習指導要綱も基づき、実はすでに思考力等を育成するものに変更しています。ただ、なかなか実感しにくいところがあるかもしれません。各教科・科目において問いたい思考力・判断力・表現力とはどのようなものなのか明確化して、問題に繁栄させることにしています。
国語では、テキストの構造や内容を捉えてしっかり解釈し、それに基づく自分の考えをつくり表現することが主眼となります。数学では、さまざまな事実を数学的に捉えて、そこから問題解決の方略をたてて解決をめざしていくこと。理科では科学的な視点で事象を捉えて分析し考察力していく力、歴史では事象の相互関係を背景や原因m結果、影響に着目して明らかにしていく力などを問うこととなります。」
今回のインタビューは以上です。
学習指導要綱が変更されている事は驚きでした。この様な詰め込みの知識ではなく、溜め込んでいる知識をどう使うかの教育になっていくことはとても賛同できます。しかし受験生の皆さんは不安だと思いますが、今の学校の勉強にしっかり励み受験に備えましょう。