英語外部試験の利用について

21年度の一般選抜、学校推薦、総合型などの何らかの形で外部検定を利用した入試を行なった大学は412校ほどです。

1. 一般選抜

   国立16大学

   公立4大学

   私立214大学

2. 学校推薦型、総合型

   国立48大学

   公立29大学

   私立289大学

これは外部試験を利用した大学の2017年を比べると

一般選抜110大学、同年学校推薦型314大学と30%多くなっております。

これだけ増えていると外部試験の性質を理解して活用することが有利に大学試験を突破できると思います。

私見は最後に伝えます。

主に4つの使い方がされています。

1.出願資格

2.得点換算

3.加点

4.その他

一般入試では得点換算が一番多いですが、学校推薦ですと出願資格の方が割合が多くなります。

出願条件として各大学が指定している試験のスコアを持っていることを義務付けているパターンです。主に外部試験方式日程などに使われます。

英語を受けないで他の2教科などで受験できる場合があるのでその教科に絞った対策ができます。

保有している外部試験の級やスコアのレベルが個別試験に換算されるパターンです。準1級を持っていたら英語試験が満点に換算される。実質英語試験は免除。

注意

得点加算は例えば準2級→英語の個別試験70点、英検2級→80点、英検準1級100点に換算など各大学によって基準が違うので必ず事前に調べることがおすすめです

外部試験やスコアに応じて個別試験に加算されるパターン。例えば英検2級なら10点を加算するなど。

早稲田大学国際教養学部が採用している。

指定校推薦などに英検2級所持かつ評定が4.2以上などの時に使われる。大学によっては運動部のキャプテンをしている。生徒会長をすること。など条件は様々。事前に学校に問い合わせが必要。

英検の試験は準2級から準1級のレベルを目安に挑戦しましょう。学校推薦型の場合は2級を持っていれば大丈夫です。　

英検は試験料の安さ、採用している大学が多いなど色々とメリットがあるので一番おすすめな資格です。

さて、ここからが私見です。

結論から先に言えば英検は準1級を取れるなら取る。2級を取る場合は志望校が中堅大学レベルなら取る。

この2点が大切だと思います。（学校推薦型を目指すなら2年次に取りましょう）

関関同立で英検2級を使って受験をする場合、受かる確率がめちゃくちゃ低いです。

英検2級を取得して大学受験に備えよう！と告知している塾はどのような戦略があるか聞いてみたいぐらいです。

例えば関西大学で英検2級を使える、英語試験外部利用型の場合

ね？しかも補欠合格無しです。

こんなに合格者が少ないのに英検利用をお勧めするのは、何かよほどの戦略がある、、、、ハズです。

ウチの塾生でも英検を取ってる子たちはいます。一年生から通っている子ならば2年生の夏までには全員合格しています。

取った子たちには「模試を受ける感じで受けておいで」っと軽く伝えています。

だって、英検2級は関関同立クラスになると使わないからです！

合格者が少なすぎてリスク高すぎです、、、

こんだけ合格者が少ない理由はそもそもの募集人数が少ないからです。

なので、3年生になったらしっかり三教科勉強して一般試験を目指す方が長期的な戦略としては

お勧めです。（募集人数が多いから）

他の戦略は塾生や説明会に来てくれた人全員に教えているので良かったら説明会に来るだけでもいいので聞きに来てください。無料です。

各塾の合格体験記にも英検利用で合格したって書かれている人って極端に少ないと思います。それだけ珍しいですし、難易度も高いんです。

長い間読んでいただきありがとうございました。英検を受験に使うなら準1級！それを頭の片隅に置いて勉強を頑張ってください。