最近、エジソンに関する伝記を読みました。彼は失敗をすると「いつも、失敗ではない。うまくいかない方法を発見した」と
皆に話してたらしいです。
ポジティブすぎますよね!でも、これってとても大切な事だと思います。
僕はよく生徒に「成功じゃなくて、成長を目指さない?」という話をします。なぜ「成功」を目指さないのか?それは
基本的に人間は「失敗」するからです。
例えば、中学受験、高校受験で失敗した人たちが「よし、大学受験では、頑張るぞ」となりにくいものです。「どうせ、また失敗するとなるのは当然です。
それで親御さんや教師がいくら言っても「サボる」とか「手を抜く」という風になっていきがちなのです。
でも、それは、生徒も親も教師も「成功」を目指すからです。もし、みんなが「成功よりも成長のほうが大事だ」と思ったら、どうでしょうか?
本当は、「一回めの失敗」より「2回目の失敗」のほうが「成長」している部分はあったはずです。そこをもし、みんなで肯定できたとしたら、どうでしょうか?
真に恐るべきは「成功」しないことではなく、「成長」しないことなのです。結局、人間なんて、元の能力はそんなに変わらないものです。「3月のライオン」という将棋漫画で主人公の零、ライバルの二階堂は周りの目を気にせず、どんどん強い棋士たちとぶつかり、負けて、もがき、自分自身の考え方を全て一度リセットして、また挑み続けます。ここで挑戦をやめないことが、最終的に人生の大きな差になります。
やめない限り、それは失敗ではない。と、私は思います。