英語を得点源に!豊中英語塾の飛田です。
今回は近畿大学2024年2月28日の文法解説をします。参考にしてください。
文法解説
13. 強調構文(間接疑問)
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 私は、彼に自分が正しいと主張させたのが何だったのか、すぐに分かった。 |
| 正解 | ウ.it was that |
| 完成文 | I knew immediately what it was that made him insist that he was right. |
💡 思考と解説
この問題の鍵は、**「疑問詞の強調構文」が、「間接疑問文」**として文中に組み込まれている点にあります。
- 元の強調構文の形を考える「強調構文」の基本は It is/was A that B(BしたのはAだ)です。
- 元の文: Something made him insist…(何かが彼に主張させた)
- 強調構文: It was something that made him insist…
- 疑問文にする強調したい「something」を what に変え、疑問詞を文頭に出します。
- 疑問文: What was it that made him insist…?(彼に主張させたのは一体何だったのか?)
- 間接疑問文にするI knew (私は知っていた) の目的語として使うため、疑問文の語順(V S)を**肯定文の語順(S V)**に戻します。
- What was it that (疑問文の語順)
- ⇢ What it was that (間接疑問の語順)
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × イ.it was | made の主語となる強調構文のパーツ that が欠けています。 |
| × エ.was that | I knew の目的語なので、疑問文の語順 (V S) ではなく、肯定文の語順 (S V) にする必要があります。 |
14. 分詞構文(慣用表現)
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 遅刻したという事実を考慮すると、私たちは取引先に謝りに行った(方がいいだろう)。 |
| 正解 | イ.Given |
| 完成文 | Given the fact that we were late, we went to apologize to our business partners. |
💡 思考と解説
文頭でコンマによって主節と切り離され、**「~を考慮すると」**という意味を表す慣用的な分詞構文を選ぶ問題です。
- 「考慮する」の表現
- Given A: 「Aという条件・事実が与えられているので」という、受動的なニュアンスから「Aを考慮すると」という意味になります。
- Considering A: 「Aを能動的に考えると」という意味です。
- 受動態の選択「事実 (the fact)」は私たちによって「与える (Give)」ものではなく、状況として「与えられる (Given)」ものとして捉えるのが自然です。したがって、受動の過去分詞である Given が定型表現として最も適切です。
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × ア.Gave | 過去形の動詞単体では、接続詞なしに文頭に置いて主節に続けることはできません。 |
| × ウ.Giving | これだと「私たちが事実を与える」という能動的な意味になり、「事実が与えられた」という文脈にはなりません。 |
15. 同意の表現(倒置)
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 私は若い頃レーシングカーを持っていて、兄もそうだった(持っていた)。 |
| 正解 | ウ.so did my brother |
| 完成文 | I had a racing car when I was young, and so did my brother. |
💡 思考と解説
前の肯定文の内容に対して「私もまたそうだ」「~もまたそうだ」と**同意(追加)**を示す倒置構文 So + V + S を使うのがルールです。
- So を使う前の文が肯定文 (I had a racing car…) なので、So を文頭に置きます。
- 代動詞と時制の確認前の動詞 had は一般動詞の過去形です。したがって、代動詞は did を使います。
- 倒置の適用So + did (V) + my brother (S) の語順になります。
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × ア.did my brother | 接続詞 and の後ろなので、**「同様に」**を意味するマーカー So が不可欠です。 |
| × イ.my brother did so | do so は「そのように行動する」という意味で、**「私もまた~だ」**という同意(追加)の文脈では So V S の倒置が一般的かつ自然です。 |
| × エ.so my brother | So + S + V は「いかにもその通りだ」という相手への同意を表し、「AもBも」という追加の意味にはなりません。 |
16. 否定語の倒置
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 昨年、トムは少しも興味を示さなかった。 |
| 正解 | ア.did Tom show |
| 完成文 | Last year, in no way did Tom show any interest in that game. |
💡 思考と解説
In no way (決して~ない) のような強い否定語が文頭(または副詞句の直後)に来た場合、主節で倒置(疑問文と同じ語順)が起こるという英文法の鉄則が適用されます。
- 否定語と倒置In no way が文頭に出ているため、その後の語順は V + S(疑問文の語順)になります。
- 時制の確認Last year(昨年)という過去を表す語があるため、動詞は一般動詞の過去形に対応する did を使います。
- 完成形Did (V) + Tom (S) + show (原形)
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × イ.has Tom showed | Last year のような過去の特定の時点を示す語と、現在完了形 (has showed) は共存できません。 |
| × ウ/エ.Tom has showed / Tom showed | In no way の否定語が文頭にあるため、**必ず倒置(疑問文の語順)**が起こります。肯定文の語順 (S V) は誤りです。 |
17. 比較の省略表現
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | その研究では、予想されたよりも少ない人々しか、そのウイルスへの抗体を作っていなかった。 |
| 正解 | イ.expected |
| 完成文 | In the study, fewer people than expected had formed antibodies to the virus. |
💡 思考と解説
than の後ろで主語と be 動詞が省略され、慣用的に過去分詞が使われるパターンです。
- 元の比較の形比較の対象は「予想された人数」です。
- 元の文: …fewer people than were expected.
- 慣用的な省略than の後ろでは、[主語 + be動詞] が省略されやすく、than expected(予想されたよりも)という形が定着しています。
- 受動態の選択「人数」は研究者によって「予想される」側(受動)であるため、過去分詞 expected が正解です。能動の expecting や having expected は「予想している(側)」という意味になり不適切です。
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × ア.expectation | 名詞の expectation も使えますが、than expected は「予想される人数」というニュアンスを明確に伝える最も自然で一般的な表現です。 |
| × ウ.expecting | 能動態(予想している)になり、「予想された人数」という受動の意味になりません。 |
18. 部分表現と数の一致
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 最近の調査によると、すべてのビニール袋のうち、適切にリサイクルされているのはわずか1パーセントに過ぎない。 |
| 正解 | ア.are recycled |
| 完成文 | According to a recent survey, only one percent of all plastic bags are recycled successfully. |
💡 思考と解説
パーセント (percent) や分数、some, most などの部分を表す表現が主語になった場合、動詞の単数・複数は of の後ろに来る名詞(中心語/Head)によって決まります。
- 中心語の確認主語は one percent of all plastic bags です。
- 中心語は bags(複数形)です。
- したがって、動詞は複数形の are を使います。
- 受動態の確認「ビニール袋」は「リサイクルする」側ではなく「リサイクルされる」側なので、受動態 (be + 過去分詞) にする必要があります。
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × ウ.is recycling | of の後ろの名詞 (bags) が複数形なので、動詞は複数形の are になります。また、能動態 (recycling) では意味が通りません。 |
| × イ.are recycling | 複数形は合っていますが、能動態(進行形)です。「袋がリサイクル活動をしている」という意味になり、不自然です。 |
19. 過去への推量
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 通りの柱にハンカチが結び付けられているのを見て、私は誰かがそれを見つけて、そこに結んだに違いないと思った。 |
| 正解 | イ.must have found |
| 完成文 | …I thought someone must have found it and tied it there. |
💡 思考と解説
「ハンカチが結び付けられている」という現在の状況を見て、「過去に、強い確信を持って**~したに違いない**」と推量する表現を選ぶ問題です。
- 過去の確信の表現過去の出来事に対する強い確信や推量は、助動詞の完了形 (助動詞 + have p.p.) で表します。
- 助動詞の選択
- must have p.p.: ~したに違いない(95%以上の確信)
- may/might have p.p.: ~したかもしれない(50%程度の確信)
- cannot have p.p.: ~したはずがない(強い否定)
- 現在の状況から確信をもって推量しているため、must have found が適切です。
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × ア.can have found | can have p.p. は、肯定文では過去の推量としてほとんど使われません。(主に「~したはずがない」という否定で使われます。) |
| × エ.will have found | will have p.p. は主に未来完了(未来のある時点で完了しているだろう)を表し、過去の行為に対する確信には must が適しています。 |
20. 要求・提案動詞と仮定法現在
| 項目 | 内容 |
| 和訳 | 会社の部長の何人かは、広告にはあまり多額のお金を使うべきではないと主張した。 |
| 正解 | ア.not spend |
| 完成文 | Some of the managers in the company insisted that they not spend much money on advertising. |
💡 思考と解説
insist (主張する/要求する)、suggest (提案する)、demand (要求する) などの「提案・要求・命令」を表す動詞の後ろの that 節では、特別なルールが適用されます。
- 仮定法現在(The Invisible Should)「~すべきだ」という提案・要求のニュアンスがあるため、that 節の動詞は、時制や主語に関わらず (should) + 動詞の原形 になります。
- insisted that they (should) not spend…
- 原形の選択否定文にする場合、should の後ろなので not + 原形 (not spend) が正しい形です。
❌ 誤答の落とし穴
| 選択肢 | 間違いの理由 |
| × イ.not spending / × ウ.spending | that 節には述語動詞(この場合は動詞の原形)が必要であり、動名詞や分詞では文法的に不完全です。 |
| × エ.spends | insist などの動詞のthat節では、事実を述べる場合を除き、**仮定法現在(原形)**を使うため、三単現の s は付けません。 |
以上です近畿大学は基礎的な問題がとても多いので練習にはぴったりだと思います。
逆を言えば、この文法問題で点数が取れなければ
ほかの受験者と差が開いてしまうので必ず得点出来た方が合格しやすくなります。
頑張ってください。