苦手な英語を得意に!豊中英語塾の飛田です。今回は近畿大学2020年1月25日の解説をします。
過去問に解説がないときによければ参考にしてください。
13. There 構文の動詞の選び方
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | There 構文における動詞の主語との一致 |
| 和訳 | 新製品を発売する前に解決すべき多くの問題が、まだ残っている。 |
| 正解 | ア.remain |
| 完成文 | There still remain a lot of problems to be solved… |
💡 核心ルール:There 構文の真の主語
- There は**副詞的要素(スポットライト)**であり、主語ではありません。
- 真の主語は動詞の後ろに隠れています。
| 構文パターン | スポットライト | 動詞 (V) | 真の主語 (S) | 一致の判断 |
| 単数 | There | is / remains | a problem (単数) | Sが単数ならVも単数 |
| 複数 | There | are / remain | a lot of problems (複数) | Sが複数ならVも複数 |
この問題では、真の主語が problems(複数形)なので、動詞は複数形の remain を選びます。
❌ 間違える理由: There に惑わされて、単数形 remains を選んでしまう(最大のトラップ)。
14. 文頭の As(様態の関係代名詞)
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | 文全体を先行詞として受ける As |
| 和訳 | 毎年の恒例となっているように、彼女は大晦日に髪を切ってもらった。 |
| 正解 | ア.As |
| 完成文 | As was her annual custom, she had her hair cut… |
💡 核心ルール:As vs. Which
この構文は「様態の関係代名詞」と呼ばれ、前の文全体ではなく、これから述べる主節の内容を「〜のように」と先取りして修飾します。

関係代名詞のASって皆さん「?」やと思いますが、肘井先生の参考書を使っている人なら「様態のAS」だと思ってください。
覚えていますか?省略と代動詞のASです。ここでの省略は名詞の省略という意味です。つまり主語が無くなっているのです。
- As: 先取りして使える唯一の接続詞的な関係詞です。イコール(=)のイメージで「この習慣通りに、彼女は〜した」と橋渡しします。
- Which: 後出しで補足する関係詞です。文頭に置くことはできません。
❌ 間違える理由:
- × ウ.What: What は名詞節を作るため、文全体(副詞)を修飾する働きがありません。
- × エ.Which: Which は文末(主節の後)に置くのがルールです。
15. 部分否定と全否定
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | 否定語 Not と all の組み合わせ |
| 和訳 | 空気中の凍った水蒸気のすべてが、対称的な雪の結晶になるわけではない。 |
| 正解 | エ.Not |
| 完成文 | Not all frozen water vapor… |
💡 核心ルール:Not all の黄金セット
- 部分否定: Not が all(すべて)、every(誰も)、always(いつも)といった全体を表す語句を打ち消し、「〜というわけではない(一部は違う)」という意味を作ります。
- Not all ⇢ 全部がそうではない(部分的にそう)
- 全否定: No や None は「ゼロ」を意味します。
- No all という形は存在しません。No は形容詞として名詞(No students など)に直結します。
- None は代名詞(主語)なので、None all とは続けられません。
16. remember + to V / Ving の使い分け
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | remember の後に続く不定詞/動名詞の選択 |
| 和訳 | 3時にお客様がいらっしゃるから、昼食後にテーブルを片付けるのを忘れないでね。 |
| 正解 | エ.to clear |
| 完成文 | …please remember to clear the table… |
💡 核心ルール:to V は未来、Ving は過去
- Remember to V: これから〜するのを覚えておく(未来への矢印 ⇢ 未完了)
- 文脈: 「これから来るお客様のために、これから片付けろ」という未来の動作の指示。
- Remember Ving: すでに〜したことを覚えている(過去から現在への矢印 leftarrow 完了)
- 文脈: 「片付けたことを覚えているか?」という過去の動作の記憶。
17. 名詞節を導く関係副詞 where
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | was の補語になる名詞節の識別 |
| 和訳 | その本の中で私が一番気に入った場面は、その少年が自分に魔法の力があると知った**ところ(場面)**だった。 |
| 正解 | イ.where |
| 完成文 | The scene I liked most… was where the boy learned… |
💡 核心ルール:where 節の性質と完全文
- The scene was… の was の後ろには、主語 The scene とイコールになる名詞節が必要です。
- 空所の後ろの文(the boy learned he had magical powers)は、主語・動詞・目的語が全て揃った完全な文です。
- where(関係副詞)は、抽象的な「場面(Scene)」や「状況(Case)」を場所として捉え、「〜する場面」という意味の名詞節を導くことができます。
- where 節は完全な文を後ろに続けます。
- What/Which(関係代名詞)は、後ろの文に主語や目的語の欠落(穴)がある不完全な文を導くため、ここでは使えません。

ここ間違えた人は要注意やで!生徒たちにもよく言ってるけど( )の位置で聞かれてる文法をある程度予想せんとアカン。
他動詞の後ろに( )があればほぼ名詞を作る文法を入れる。
そして( )の後ろが完全文か不完全かを見て入れる文法を決定する。この一連の流れが理解出来てないと毎回間違えるで!
18. 仮定法を導く Otherwise
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | 仮定法過去完了を導く副詞 |
| 和訳 | 母が6時に起こしてくれた。さもなければ、私は始発列車に乗ることはできなかっただろう。 |
| 正解 | エ.otherwise |
| 完成文 | My mother woke me up at six, otherwise I could not have caught the first train. |
💡 核心ルール:Otherwise(さもなければ)
- Otherwise は「別のやり方・道(もしそうでなければ)」という意味の副詞です。
- 前半の**現実(事実)を受け、「もしその事実がなかったら」**という仮定の世界(パラレルワールド)へ話をつなぐ接続副詞の役割を果たします。
- 後半の could not have caught は仮定法過去完了(過去の事実に反する仮定)の形であり、otherwise との相性が抜群です。
❌ 間違える理由: But for は「〜がなければ」という意味ですが、後ろには**名詞(句)**しか取れない前置詞句なので、文(S+V)が続くこの問題では使えません。

他にIFを使わない仮定法の文法覚える?大学受験ではほぼifなんか省略されてる形で出されるから要注意。
19. 最上級の強調表現
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | 最上級を強調する副詞の語順 |
| 和訳 | 彼はメジャーリーグ史上、まさに最高の野球選手だ。 |
| 正解 | エ.very |
| 完成文 | He is the very best baseball player… |
💡 核心ルール:最上級強調の指定席
最上級 the best を強調する副詞には、語順のルールがあります。
| 強調語 | 意味 | 語順 | 例文 |
| very | まさに | the + very + 最上級 | the very best |
| much / by far | 断トツで | much/by far + the + 最上級 | much the best |
very は the の直後に入り、「まさに最高中の最高」という強い強調を表現します。

ここも、うちの塾の子たちがいっぱい間違えてた所!最上級の強調ならmuchとかが有名!
や、け、ど今回はthe ( ) bestって所がポイント!
muchを使うならmuch the bestが正しい語順。
イのevenを選んだ人は比較の強調表現のeven betterと混同してない?
注意してや!
20. 前置詞化している分詞 concerning
| 項目 | 詳細 |
| 文構造 | 名詞を後ろから修飾する分詞(前置詞化) |
| 和訳 | 代表者たちは経済に関する諸問題について議論する予定だ。 |
| 正解 | イ.concerning |
| 完成文 | …will discuss problems concerning the economy. |
💡 核心ルール:Concerning = About
- concerning は、もともと「〜に関係する」という能動の意味を持つ現在分詞ですが、現在では前置詞として扱われ about(〜について)と同じ意味で使われます。
- problems (which are) concerning the economy ⇢ 経済に関わる問題
- concerned(過去分詞)は受動の意味です。
- problems concerned the economy とすると、後ろに目的語(the economy)を直接置くことができず、文法的に成立しません。(problems concerned **with** the economyなら成立。)
以上です。受験生が絶妙に間違えそうな問題が沢山ありました。個人的に受験者が多い大学の問題は良問が多く生徒たちに沢山解かしています。日本大学や慶応大学の看護はよく練られている問題が多いので練習になります。
ここで復習のヒント!
塾、学校の先生に他の選択肢が違う理由を説明するので聞いてください!と自分説明してください。
うちの塾でもこれは本当によくやってます。自分で自己解決しても覚えるまでが大切です。この勉強のやり方したら近畿大学や近場やったら関学の文法問題は7-8割は正解できるようになります。
頑張ってください。
