影響力の武器/塾長の読書録

先日、影響力の武器を読了しました。影響力の武器は ロバート・B. チャルディーニ 教授が書かれた名著です。とても分厚い本なので、時間がかかりましたが、勉強になることが多く有意義な時間でした。

コミットメントと一貫性

この本の中で、人はなぜ一貫性を取るのか？という問題について言及をしています。簡単に言えば人は一度、言ったことや、宣言した事をやりたくなると言う性質を持っています。

日常生活において一貫していると言う事はとても大切なことであり、一貫していないと言うのは、通常望ましくない性格特性であるとみなされる。

言うことと行動一致していればその人は支離滅裂、裏表がある、頭がおかしいと思われる傾向がある。

影響力の武器

この、性質を利用して博士は目標を達成しやすくする方法を実験しています。

ある会社の営業職に自分の目標を紙に書いて張り出すと達成率が変化するのか、という実験をしています。

結果は一目瞭然。紙に書かない人より２０%以上多くの人が自分の目標を達成していました。

このやり方を、受験勉強に活かすとすれば、自分の一ヶ月の目標を紙に書いて（コミットメント）目標を書いた紙を皆の目に見える所に張り出す（パブリックコミットメント）をする事によって、皆さんの勉強効率を上げるというやり方です。

他人に目標が見られるようになり、自分の立場を確立すると、一貫した人間に見られたいという人間の性質が働いて、それを達成出来るんですね。

皆さんも一度やって見てはいかがされましたか？