令和3年度から大学入試選抜における出題形式が大幅に変わります。今回は今日大学入試センターからの発表された記事の中でも英語の事に特化した情報をシェアします。

一番の変更点は配点

この試験での変更点は英語の配点になります。まず出題傾向が変わります。今まで問われていた発音、アクセント、語句整序などを単独とした問題は作成されません

この問題作成の意図は6月7日に発表された テスト問題方針から引用します

外国語の音声や語彙、表現、文法表現の働きなどの知識を実際のコミュニケーションにおいて目的や場面、状況などに応じて適切に活用できる機能を見つけるようにすることを目標としていることを踏まえて、4技能のうち「読むこと」「聞くこと」の中でこれは知識活用できるかを評価する。したがって発音、アクセント、語句整序などを単独でと問題を作成しないとする。

大学入試センター

現代の国際化の流れからしたこの判断はとても正しいと思います。これから受験生は実用的な英語つまりコミュニケーション英語が求められている時代だと思います。これからのテスト問題はあまり実用的ではない英語はどんどん淘汰されていくと思われます。

次に、配点の変更は、英語(リーディング)80分100点 (リスニング)60分100点に変更されました。今まで英語のリーディング=筆記問題は、200点でしたが、これも大きな変更点だと思います。日頃からTEDやNHK英会話などで耳を慣らす必要がありますね。TEDも簡単で短い動画などを見る方が、高校生の皆さんにも負荷は少ないと思います。私のオススメはキャロル・デュエック教授とアンジェラ―・ダックワース教授、アダム・グラント教授の動画です。

この、センター試験の配点の影響を受けるのは国公立志望の受験生の皆さんです。 大学入試センターもテストの評価は、各大学の判断に任せているので、国公立を受ける受験生の皆さんは、志望大学の 入試課に問い合わせをすることをお勧めいたします。


グローバル人材の育成を目指した英語教育改革の方向性の中で高等学校学習指導要領に示す4技能のバランス良い育成が求められていることを踏まえて、リーディングとリスニングの配点を均等とする。ただし各大学の入学者選抜において具体的にどの技能にどの程度に比重を置くかについては四技能を総合的に評価するように努めるという「大学入学共通テスト実施方針」を踏まえた各大学の判断となる

大学入試センター

以上が2019年6月7日に発表された新しいニュースです。リスニングの配点が高くなったのは、今までの勉強の仕方を一新する必要がありますね。必ず対策をしましょう。